腰痛

朝起きたときの腰痛や突然のぎっくり腰など、ほとんどの方が経験をしている腰痛。

なかなか治らないとあきらめている人も少なくありません。

腰痛が関係しているかもしれない原因

  • スマホやパソコン操作で前傾姿勢が多い
  • 柔らかいベッドとフワフワな枕で寝る
  • この頃、お腹が出てきたように感じる
  • 長時間のデスクワーク・勉強
  • 肩バックはいつも同じ肩にかけている
  • 重い荷物を持つことが多い
  • 姿勢が良くないと自覚している
  • 椅子に座るとき脚を組む
  • 出来れば歩きたくない

などこれらは、腰痛が関係しているかもしれません。

人は2本足で立っています

四足歩行から二足歩行に進化した人間は腰痛が起きます。四足歩行の動物たちは、体重を四分の一に減らす事が出来るので腰痛が起きにくい構造になっています。

 

ところが人間は二足歩行を選び?進化してゆきました。二足歩行になると、上半身の体重は2足にかかってきます。これは腰や筋肉に負担がかかりますのでS字の湾曲(わんきょく)と言う首の前湾・背中の後湾・腰と仙骨の前湾が付けられました。

 

このS字の湾曲により、十分の一の上半身の体重が腰にかかるだけになりました。こうして、人間は二足歩行を耐える事が出来るようになりました。姿勢が悪いとS字の湾曲が無くなって行きます。そうなると腰への負担が増えて腰痛になってしまうのです。

なぜ腰痛になるのか?

姿勢が悪いとS字の湾曲が無くなります


首は前に前湾・背中は後ろに後湾・腰から仙骨は前に前湾しています。これが良い姿勢と言われています。人間として動き易い姿勢です。

三つの湾曲がある人は上半身の重さが三方向に分散されて、腰にかかる重量は十分の一になると言われています。これが二つの湾曲に減ると腰にかかる重量は五分の一になると言われています。そして、湾曲が一つ!いわゆる顔が前に出て、猫背で腰が曲がり、骨盤も下がっている人は全部の上半身の重さが腰に乗っかると言われています。

 

例えば上半身が30キロの場合

  • 三つの湾曲があれば、3キロ
  • 二つの湾曲があれば、15キロ
  • 一つの湾曲があれば、30キロ

こんなに、腰にかかる重さが変わってきます。S字の湾曲がとても大事なのが良くわかります。

骨格のずれ


悪い姿勢でのデスクワークや横向きで寝転がってスマホでゲームなど、長時間同じ姿勢でいると、骨格のずれが生じる場合が多いです。骨格がずれると、そこにある神経を圧迫させて痛みやシビレなどを起こします。

筋肉の緊張・コリ


デスクワークやスマホを長時間していたり、育児で中腰の時間が長かったり、横向きで寝たり。

どれも長時間、同じ姿勢でいると腰に負担がかかります。頭が前に出て、腕を動かす作業をするために肩が前に出ます(肩甲骨が左右に開く)この状態をずっと続けていると首から背中、腰、お尻の筋肉が引っ張って今の体勢を維持しようとします。筋肉だってそうそう長時間、引っ張っていることは出来ませんので、固まります。皆さんが感じているコリはそんな筋肉の緊張から来ています。

内臓の疾患


内臓の病気から腰痛のように感じる場合があります。動かなくても痛みが出たり、だんだん痛みが強くなったりするばあい、もしかしたら内臓の疾患かもしれません。まずはお医者さんに相談しましょう。

いろいろな腰痛

腰椎症(ようついしょう)


よくある腰痛は、この事です。

慢性的に腰が痛い。朝起きたときが一番腰が痛い。仕事終わりに腰痛がこれは、筋肉、筋膜の障害によるものがほとんどです。

  • 姿勢が悪かったり
  • 長時間、同じ姿勢でいたり
  • 高枕で寝ていたり
  • ハイヒールでのお仕事だったり
  • 宅配便など荷物の上げ下ろしだったり

みなさん、疲労性のものです。

1つの独立した疾患ではなくさまざまな問題が重なっています。

こちらは骨格調整で、骨格のずれを正し筋膜リリースで、筋肉の緊張を軽減すればだいぶ楽になります。良い姿勢を維持するとカラダ全体がよみがえりますね。がんばりましょう。

すべり症・分離症


加齢が進むと、痛みの症状が出るかもしれません。

 

腰椎の棘突起(きょくとっき)が折れてしまうのが、腰椎分離症。腰椎が前方にすべった症状が、腰椎すべり症。

成長期などに、はげしいスポーツなどで腰の反りやひねりをおこなった事でおきたり高い所からジャンプしたり(子供のころしてました)年を重ねる事に、負荷がかかって腰痛になります。あまりにも、痛みやしびれなどがある場合には、病院へ行きましょう。痛みやしびれが緩和されたら腰椎の前弯がつくように良い姿勢を保つ努力が必要です。日々の生活習慣を見直して少しずつ改善して行きましょう。お手伝いします!

ギックリ腰


ぎっくり腰は突然ではないのです。

 

歯磨きして、顔を洗って横にあるタオルを取ろうとしたらギックリ。床に置いてある、段ボール箱を取ろうとしたら、ギックリ。寝起きにギックリ。重い物を持った訳でもないのにどうしてギックリ腰になるのでしょうか?

 

そもそも、腰椎(ようつい)腰の骨の正常な人がいきなりギックリになることは滅多にありません。ぎっくり腰を起こす人は、もともと腰椎のネジレがある人。つまり、慢性の腰痛を抱えている人に多いです。ちょっとした動作がきっかけで大きなネジレ・歪みを起こしてしまいます。そして、もっとも大事なのは生理湾曲(せいりわんきょく)首の前湾・背中の後湾・腰の前湾。腰の前湾がまっすぐ、もしくは、後湾している人はぎっくり腰なる確率は高くなります。

腰痛を起こさないためにも良い姿勢を維持することが大事です。がんばって、生理湾曲をつくる努力をしましょう。

椎間板ヘルニア


大福まんじゅうのアンコが飛び出した。

 

「ヘルニアとは、飛び出した」という意味です。椎間板が飛び出したという、症状です。椎間板とは、骨と骨の間にあるクッション・スポンジのようなもの。大福のおまんじゅうのイメージです。椎間板の中に髄核(ずいかく)があり【アンコのイメージ】椎間板【お餅のイメージ】に圧力が加わり髄核が椎間板から出て神経を圧迫します。お餅の中のアンコが飛び出したイメージです。アンコが神経を圧迫して、痛いんですね。

 

椎間板はどうして飛び出すのか?それは、腰椎の前湾が少ないからです。腰椎が、まっすぐ・後湾すると椎間板が後ろに飛び出しやすくなる構造になっているのです。なので、腰椎の前湾はとっても重要。あなたの、アンコが飛び出さないように腰椎の前湾をきちんとつけて下さい。それには、良い姿勢を保つ事が重要なんですね。椎間板ヘルニアと診断されるまえにちゃんと、カラダのメンテナンスを考えましょう。お手伝いします!

腰痛にならないようになるには?

良い姿勢で居る努力

悪い姿勢と言えば、猫背・O脚・ストレートネックなどさまざまありますが、それらは全て連動して起きています。顔が前に行くので背中も丸くなり、腰も後ろに丸くなり、骨盤は前方に下がり、ヒザが曲がり・・・・。さまざまな部位の筋肉がコリ固まって、筋肉のポンプ作用が出来にくくなってしまいますし、筋肉が固まるとその周りの血管も締め付けられ血液の流れに支障を来たします。

良い姿勢になる事によって、むくみや冷えの解消にも繋がります。

骨格の可動域を増やす

骨格は動かさないと関節に滑液という油がめぐっていますが、動かさないと滑液も少なくなり、少しづつ可動域も狭くなります。可動域が少なくなれば、体の動きも小さくなり動作も小さくなって行きます。

そうなると、血液も水分・リンパなども活発に廻らなくなり結果さまざまな部位の動きが悪くなります。

 

ケガなどで動かなくなってしまった骨格以外は、出来るだけ動くようにしたいものです。



筋肉のコリを解消する

今、あなたの筋肉の動きが悪いとしたら筋トレをして筋肉を大きくしたいと思っても効率よく筋肉を大きくすることは難しいです。まずは、筋肉の動き(力を入れる・力を抜く)などの動きが筋肉のコリや固まりによって悪くなっています。その為にカラダの動きも重くなり、血液や水分・リンパなども流れが悪くなります。まずは、今ある筋肉の動きを良くする事によってカラダがちゃんと動くようにして、筋ポンプを働かせ、血管の締め付けも解消して行く事をお勧めします。

適度な運動

筋肉・骨格の動きをちゃんと取り戻す事が重要です。そうすることで、良い姿勢になり易いカラダになり、結果さまざまな症状・むくみや冷えなども解消して行きます。そのあとで、日ごろの運動不足から適度な運動・筋肉を大きくする事がとても有効です。筋肉が大きくなれば、筋ポンプ自体が大きなポンプになります。そうすれば、隅々まで血液を行き渡らせる事が出来ますし、毛細血管からの水分の出し入れもスムーズに行われるでしょう。

 

運動不足を感じたら、焦らずに軽い運動からはじめましょう。日常の生活で楽をしていれば改善する。階段を使う・モノを持つときにちゃんとしゃがんで持つなど、ちょっとした意識改善だけでも運動です。無理せず、日々の生活での改善を意識して適度な運動を取り入れましょう!それでも、なかなかむくみや冷えを改善する事が出来ない場合にはShiseiyaに後来院ください。初診の問診時に時間をかけて、お話しをお伺いします。どうして、むくむのか?冷えになる生活環境はあるのか?など、伺わせてもらっています。



「力を抜いて下さい」と言ってもどうやって力を抜くのかわからなくなっている人が多いです。

脱力する事が出来ない患者様がとても多いのに気づきます。もっと力が抜けたら楽なのに、力を抜く事が出来ないで寝ても疲れは取れませんね。力が抜けないのは、筋肉が緊張していたり、動きが悪くて固まっていたりしています。どうして筋肉が固まったのか?もしかしたら、内面からかもしれません。

 

そんな事を考えながら、患者さんを施術しています。なので、常に勉強し、良いかもしれないと思った技術や考え方などは積極的に取り入れております。一人ひとりの患者様の症状は違います。その人に出来る限り合った施術をおこなっております。



※効果には個人差があります。

※効果には個人差があります。

※効果には個人差があります。